6年間毎年、主婦湿疹に悩まされてきました。
ですが今年の冬はついにひび割れるほどの主婦湿疹までいかず、皮膚がガサガサ程度で終わってくれそうなので、ついに主婦湿疹とはサヨナラできそうです。
長かったです。6年間冬が辛くてたまりませんでした。
ですがなんとかなりましたので、
今までやったことを同じ症状で辛い思いをされている方にシェアできればと思い、ここに記録しておきます。
手荒れ・主婦湿疹:主婦湿疹が発症する前の皮膚の状態
肌は弱め。冬に指先が乾燥する程度。
一日中キーボードを打つ仕事をしていたので、ハンドクリームは塗りたくありませんでした。
独身だったので洗濯、食器洗い、掃除などは最低限。食事も外食やコンビニが多かったので自炊の人より食器洗いは少なかったです。
あ、自炊もしてましたが、週に数回気がむいたときだけです。これは「自炊」ではなく「料理」ですね。
シャンプーやボディソープは、スーパーや薬局で売っている普通のもの。
とりあえず何も気にせず、食器を素手で洗い、掃除も素手で行っていました。
手荒れ・主婦湿疹:一年目の冬、主婦湿疹発症。
結婚一年目。
オットの健康や自分の健康にものすごく気を使っていた時期。
食器洗いは一日3回以上。手袋せずワシャワシャ洗ってました。
手袋はお皿一枚さっさと洗いたい時に面倒すぎてダメでした。
それ以外にこまめに手洗い、洗濯は洗剤をつけて手もみ洗い、主婦の鑑といえるほど手を酷使していました(おおげさ・・・)。
シャンプーもボディソープの相変わらずそのへんで売っている普通のもの。
子供が生まれると、もう洗濯しまくり、手洗いしまくり、食器洗いまくりです!それが一年近く続いたと思います。
そしてついに主婦湿疹発症。手の指先の皮がむけ、パックリ割れ、血が滲むようになりました。
ひりひりして水仕事が辛くなりました。
でも最初は主婦湿疹とわからず、水虫かなと思っていたんです。水疱ができていましたから。だから恥ずかしくて病院に行きませんでした。
さらに悪い事に、手が不潔だから水虫になったのだと思い、薬用石鹸ミ○ーズを買い、手の消毒薬を買い、とにかく手を清潔にしようと手洗いしまくりました。
水仕事が辛くてしょうがありませんでしたが、水仕事そのものが原因と言うことがわからなかったので変なことばかりやっていて、それで更に悪化しました。
ハンドクリームも、手で触ったものがヌルヌルするので全然つけませんでした。
愚の骨頂です。
絆創膏を手の指10本全て巻いて、ヒーヒー言いながら食器を洗っていました。
シャンプー、ボディソープ、洗剤、その他なにも変化なし。
手が不潔なのかと思い、薬用石鹸で手を一日に何度もゴシゴシしたり、
アルコールスプレーを手指にシューシューやってました。
やっていたこと(悪い例)
手荒れ・主婦湿疹:二年目の冬
主婦湿疹は、私の場合でしたが
梅雨があける7月ぐらいになると、手がウソのようにきれいになって、
食器洗いも平気になるのです。そうすると、忘れてしまうのですね、「喉元過ぎれば」ってやつです。
夏が来ると手が痛くないので、もうすっかり忘れてまた素手で食器を洗って、手洗いで選択して
掃除もマイペットなどをつけた雑巾を素手でゴシゴシ・・・
今思えば一番ひどかった冬。あの辛い指先によく耐えたと思う。
水だけでなく、物を触るのもズキズキして辛い。シャンプーもボディソープもヒリヒリする。
ぱっくり割れた隙間に水がかかるとズキッと痛む。とにかく家事をするのも育児をするものも指先が気になって苦痛だった。
子供が1歳で頭を撫でたりほっぺを撫でたりするのにガサガサの手で傷つけてしまい、子に本当に申し訳なかった。また、絆創膏だらけの手で撫でたりするのは、このプニョプニョのほっぺを味わうことができなくて本当に辛かった。
この頃本気で主婦湿疹を、手荒れを治さないと一生この苦痛から逃れられないと思い、やっと本気で?取り組み始めた。
まずは皮膚科の病院へ。「主婦湿疹」だと即座に診断。水虫じゃなかったことにようやく気がつく。皮膚科で注意されたことは
・刺激を与えない(物をつかんだり、触ったり、もちろん掃除なんてNG)
・日中手がべたつくだろうが、手を洗ったら必ず薬を塗る
・夜は薬を塗って手袋をする
・指先の絆創膏は効果的。刺激を減らして皮膚の再生を助ける。
そこで私も一念発起。
以下を徹底しました。
日中、病院の皮膚科で処方された薬をとにかく塗りたくる。食器を洗うときは必ずゴム手袋。
ゴム手袋
安いやつでいいのです。使い捨てします。
絆創膏。
手荒れのひどい指には常に絆創膏。
これも皮膚への刺激を防ぐため。濡れても気にせず、バンバン使います!
ニチバンケアリーヴは、私の肌にすごく合いました。ので、こちらも買っちゃいました。
水で濡れても気にしない。あまりに絆創膏がボロボロになったら変えるが、それよりは指先を守るため常時絆創膏をつけておくことを優先。シャンプーとボディソープはやめ、液体石鹸に。
ボディソープ
いろいろ調べて、ミヨシの液体石鹸がいいとのことでコレを買いました。
それと、5Lをまとめ買い。これをハンドソープ、ボディソープ、シャンプーとして使いました。
洗髪は髪がキュパキュパして気持ち悪いが、手荒れを治すことを優先。
ニトリルゴム手袋
ゴミ出しや掃除で手を洗わなければならないシーンが来る場合は、手術などに使うようなニトリルのゴム手袋を使い捨てにして使用し水をとにかくさわらない。持ったいなかったが手のズキズキの治療代と思って泣く泣く諦めた。
パウダーフリーで。女性はSかSSがフィットします。夕飯時になると、ご飯を食べ終えて食器を洗うまでつけてました。
綿手袋
そして綿の手袋を常時着用。もちろん家事育児のときは外すが、それ以外のときはいつも着用。指先への刺激を最小限にした。
これは100均でもOK。でも洗い替えを幾つか買って、指先は清潔にね。
夜寝るときは薬をたっぷりつけ、手袋をして寝た。夜中に目が覚めればその都度薬を塗り直した。
だが・・。
どれだけ頑張っても、症状がよくなる様子はない。
だが初夏が過ぎ、梅雨が終わる頃になると自然と指先が治っていき、痛みもひび割れもなくなったため、最初はこれで完治したのだと思っていた。
でも本当はそんなことはない。単に空気が乾燥する時期が終わって、指先が勝手に潤い、症状が出なかっただけだったのだ。
それをまた冬に痛感することになる。
手荒れ・主婦湿疹:三年目の冬
12月になっても、手荒れの症状がでず、去年頑張ったからだと勝手に思っていた。
だが、2月に入った頃にまた指先が割れはじめて、嫌な予感がしてきた。案の定、一週間もたたないうちにばっくり割れズキズキと痛む日々が続いた。
もうわかった。いくら鈍い私でも、やっと理解した。これは戦いなのだ。指の皮膚の再生組織を復活させる必要がある。そのために、何年かかかるかわからない、ひょっとしたら一生なのかもしれない。この主婦湿疹と共に歩んでいかなければならない(大袈裟)。
私はもうわかった。冬が終わっても食器を洗うときには手袋をする。洗剤は一切触らない。
夏の調子が良いときでも薬は塗り続け、手袋をして寝た。大抵は目が覚めると暑くて脱いでいたけど。
絆創膏は一冬に5箱消費した。
あとは肌を守る絆創膏布のテープを買った。洗い替えの綿手袋を3セット。これは100均でオーケー。
とにかく濡らさない、刺激しないが目的なのだ。
この年が一番ひどかった。
シャンプーのときは手袋をした。何をするにも指先が傷んだ。
やったこと
指先が痛いときはニトリルの手袋をしてシャンプー。
・食器を洗うときは綿手袋の上にゴム手袋
・暇さえあれば薬を塗り手袋
・夜寝るときは必ず手袋
・掃除は足で!ウエットティッシュを使い捨て。足でフキフキ。
手荒れ・主婦湿疹:四年目の冬
夏頃になるとまた指先が割れなくなり痛くなくなった。
でももうわかっていた。
もう油断しなかった。ヤツ(主婦湿疹)は必ずやってくる。
夏でも食器を洗うときは手袋をし、無添加石鹸を使う習慣にした。
そして、2月になろうかという頃、案の定ヤツはやってきた(涙)。
3年めの冬とやったことは変わらず。でも指先は全く変わらない。
でも、いつか治ると信じて変化のない指先を一生懸命守っていた。
激痛も、指先が割れるのも前年と一緒。絆創膏だらけの指先も一緒。
でも、私はあきらめない。
手荒れ・主婦湿疹:五年目の冬
1月になっても主婦湿疹は出てこない。
でもさすがにもう理解していた、油断した頃にヤツはやってくる!!
やっぱりその通りで、一月下旬の空気が乾燥し始めた頃に指先がばっくり割れた。
もうこの頃には慣れたもので、絆創膏を貼りまくり、夜は薬を塗りまくり、洗剤を触るときは手袋を必須で、特に今まで変わったことはしなかった。
でも、なんとなく気がつく。去年ほどひどくない??かもしれない‥。
どの程度かというと、
割れ具合が深くない。指を動かした時にバックリ割れて血が滲みズキッとなっていたのが、浅い割れ具合になり水に染みるだけとなる(十分痛いが)。
荒れ具合が少ない指がある。よく使う指は相変わらず皮がむけているが、ヒリヒリする指の数がへったような気がする??
ただ、もう私は自分を信じきれなかった。油断した頃にヤツ(しつこいけど主婦湿疹)はやってくる。ここで気を抜くと、一気にヤラれる。
でも、ちょっと気を抜いてしまって、夜の手袋はやめてしまった。
手荒れ・主婦湿疹:六年目の冬。
そして6年目。この冬である。
二月も後半に入ろうとしているが、なんと!!
指先は割れない。皮膚が薄くなって水や刺激でヒリヒリしたので絆創膏は何枚か使ったが、ひび割れて血が滲むほどの惨劇はまだ起こってない!
そして、ひりひりしたのは最初だけで、それ以降ひりひりもしない。
この冬使った絆創膏は4枚のみ!!
どうやら、皮膚湿疹に打ち勝ったようだ!
長かった。
長かった!
食器を1枚ぐらい手袋をせずに洗っても荒れない。
シャンプーを使えるようになった。
でも、ここで油断せず、相変わらず以下は続けているし、これからも続けるつもりだ。
・食器を洗うときはゴム手袋
・掃除のときはゴム手袋(もしくは足)
・シャンプーは市販のものだが、ボディソープやハンドソープは無添加石鹸
・ハンドクリームは夜PCを触らないときはつける
・寝るときは綿手袋
追記:7年目の4月
ああ、なんと!4月になって皮膚がむけてしまいました。
やはり、冬の間ノーメンテナンスが失敗だったみたいです。
一日だけ絆創膏を貼りました。
また経過はお伝えします。
やっぱり完治まで道程は長いです・・・
追記:7年目の6月
ああ、割れてヒリヒリします。
冬の間全くメンテナンスしてなかったのが悪かったみたいです。
夏も継続して薬塗ります!
追記:7年目の10月
寒くなってくると、手の指がひりひりしてきました。
薬を塗ります。継続します。
でも、毎冬ごとに軽くはなってきている感じ・・。
ゴム手袋と、薬を継続しています。
追記:8年目の5月
2019年になってから、薬を付けませんでした。
でも、完全に治ったわけではなく、手の皮はところどころザラザラしています。
とはいえ明らかに改善しています。
ゴム手袋を徹底します。
梅雨が終わると手がきれいになるから、また忘れちゃうんだよな・・・
追記:8年目の11月
8年目は、食器用洗剤にはほぼ触れていません。
シャンプーは普通のシャンプーに戻しました。
体は相変わらず石鹸ボディーソープを使っています。
この時期になっても手荒れはそんなに目立ちません。
まだカサカサしていません。
だいたい年明け1月~7月がひどくなるので、油断せずにいきたいと思います。
追記:9年目の4月
残念なことに、某関係で、毎日手洗いを慣行したところ、
主婦湿疹がぶり返してしまいました。
そうですね、2年目ぐらいの指先が割れる感じと同じです。
ただ、両手すべてというわけではなく、割れたのは右手の親指のみです。
これだけでも、つらいのはつらいですが、良くはなっているとは感じています。
なかなか一進一退ですが、9年続けてわかったことは、やはり
・少しでも水や洗剤に触れる機会を減らす
・手洗いの後はハンドクリームで保護する
を徹底するとよくなっていくということです。
なかなか時間がかかりますが、めげずにやっていきましょうね。
最後に
皮膚湿疹に悩んでいるあなた。
めげずに続けてください。
必ず手荒れに打ち勝つ日が来ます!
(何年もかかるかもしれないけど・・・)